僕の変身 7

1:序章

2:里香との出会い

3:セーラー服

4:満員電車

5:レオタードのあこがれ

6:恵子さん(1)

7:恵子さん(2)

8:パーティに誘われて

9:夢のウェディングドレス

10:里香との別れ

恵子さん 2

「まずわたしのここを触ってみて」
恵子さんは僕の手を取って自分の股間に触れさせた。
スミレ色のワンピースの柔らかい生地を通して恵子さんの股間に僕の手が当てられた。
女装者といっても外見は女性にしか見えない恵子さん。その下腹部を触っているという現実に僕はドキドキしていた。

「どう?」
「どうっ……って言われても。恥ずかしいよ……」
僕が手を当てているのは女性の股間だ。女性の股間をこうやって触った経験はないけど、男の股間の感触ではないことは確かだ。
そんな僕のペニスはスカートの下のガードルの中で大きくなっていた。

「じゃ、見てもらったほうが早いわね」
そう言うと恵子さんは僕の手を離すとワンピースのすそから手をいれて少しかがみながらパンティストッキングとショーツを膝のところまで下げていた。
そしてそのワンピースの裾を持ち上げると自分の股間を僕の目の前に晒した。

そこには白い下腹部にわずかな茂み。そして、その下に続く一本の筋。どう見ても女性の性器だ。男性の股間ではない。
女装者だと聞いていた恵子さんに男性のシンボルがなかったのは僕にはショックだった。
「こ、これって……手術したんですか?」
そんな僕の問いに恵子さんはくすくすと笑い出した。

「どう、これなら女の子に見えるでしょ?」
「え?」
「これでもちゃんとおチンチンはあるのよ」
「う、うそ……これで?」
僕のそんな反応を楽しむかのように、笑いながら恵子さんはすでに下ろしたショーツを穿いていた。
ワンピースは元に戻されたけど僕の目には女性の性器にしか見えない恵子さんの股間が焼きついていた。

「これはね、テープを使っておチンチンを隠してるのよ」
「そんなことであんなにきれいに、女の子みたいにできるんですか?」
「んー、そうね、自分で体験してみるしかないでしょ。あまり時間もないからすぐにはじめましょう」

恵子さんはそう言うと入り口のところでもじもじしている僕の背中を押すように部屋の中央のベッドの横に連れて行った。
「じゃ、まずそのスカートから脱いでね」
言われるまま僕はセーラー服のプリーツスカートのホックを外してジッパーを下ろした。スカートは僕の足元にすとんと落ちた。
セーラー服の上着を着ているものの下半身は白いスリップ姿。こんな格好を人に見られるのはけっこう恥ずかしい。

「けっこうおとなしい下着つけてるのね、清楚で似合ってるわ。女学生みたいでいいわよ」恵子さんが僕のスリップを捲くった。
「あっ」突然下着を捲られて僕は耳たぶが熱くなった。
「下はガードルね、そんなハードなのを付けてるときついでしょ」
「でも、ガードル穿かないと……」
「それも脱いでね」
 言われるままにガードルを丸めながら膝まで下げて足から抜いた。
今までハードガードルで抑えられていた僕のペニスは開放されて小さなショーツをはみ出してスリップの裾を押し上げている。
「やっぱり若いと元気なのね」
恵子さんはからかうように言った。
そう、いくら女学生の格好をしても、このペニスがある限り男の体。それだけが悲しい。

「足のほうはきれいに手入れしてるのね」
一応、生足でセーラー服が着られるように足の無駄毛はちゃんと処理している。
「でも陰毛はちょっと減らさないとね、テープを張るからこのままだとうまくできないわよ」
「はい」
「ついでにシャワーも浴びてね。余計な油分が抜けてるほうがテーピングしやすいから」
恵子さんからレディシェーバーを受け取ると僕は部屋の入り口の横のバスルームに入った。

シャワーを浴びてから用意されていたバスローブを羽織ってバスルームを出た。
僕にはもう恥ずかしいという意識は消えていた。さっき見た恵子さんの股間のイメージが脳裏から離れない。僕もあんな女の子みたいな股間を手に入れたい。
「これでいいですか?」
僕は自分から恵子さんの前でバスローブの前を開いて見せた。

「あら、全部剃っちゃったの!」
「中途半端に残すより全部剃ったほうが可愛いかなと思って」
「うん、そのほうがずっとやりやすいわ。それじゃベッドに上がって。」
「はい」
バスローブ一枚の僕は、ベッドに上がり座った。
「君のあそこもようやくおとなしくなったみたいね」
シャワーを浴びたせいで僕のペニスは落ち着いた状態になっていた。

恵子さんがボストンバックから小型のポーチを取り出した。そのポーチの中には幅の違うテープが何種類かと銀色のはさみが入っていた。
「これは医療用の粘着包帯。スポーツ選手がテーピングに使うものだから接着力は強力よ。どんなに動いても剥がれないし、水に濡れても大丈夫なの」
そういいながら恵子さんが幅の違うテープを鋏でいくつかに切り分けた。

「まず、睾丸を体の中に入れてね。どう、自分でできる?」
「はい、それは何度かやったことあります」
僕はそう答えると、ぺたんこ座りから少し腰を浮かせた姿勢で前から回した手を陰嚢の後ろに当てた。
指の先で睾丸の感触を確かめながら最初に右側の睾丸をペニスの付け根の窪みに押し込んだ。
押し込むときにはちょっと抵抗を感じたけれど指で強く押すとするりと片方の睾丸が体の中に入るのがわかった。
次に左の睾丸も同じように下腹部に押し込んだ。こちらのほうはほとんど抵抗も無く簡単に入れることができた。
「できました」
「それは次はペニスに皮を被せてね」
「?」
「包茎のおチンチンを作るのよ、子供みたいにね。皮を引っ張ればできるでしょ?」
僕はペニスの根元から皮をしごくようにして先っぽまで皮を引っ張り上げた。亀頭が半分くらい皮の中に沈んだ。
「もっと引っ張って。大丈夫、引っ張れば皮はうんと伸びるから」
思い切り皮を引っ張り上げるとペニスの先に2cmくらい余るくらいまで皮が伸びた。

「そうそう、それでいいわ。そうしたらその皮をこのテープで止めるのよ」
恵子さんから細長く切られたテープを渡された。僕はそのテープでペニスの上に余った皮をぐるりと巻いて括った。これで皮から手を離しても中身が出ることはなくなった。

「そうしたら次はこれ」
恵子さんは幅の広いテープを渡してくれた。
片方の側に1cmくらいの小さな穴があけてある。反対側は真中から縦に切れ目が入っていて先が二つに分かれていた。
「この小さな穴から皮を出すのよ」
渡されたテープの粘着面は裏紙が付いているので手についたりすることもなく作業をすることができた。
テープをの穴をペニスの先にあてがって、テープで纏め上げたペニスの皮を引っ張り出した。
「さっきテープで巻いたところまで引っ張り出してね」
「はい」
僕は伸縮性のあるそのテープの穴を広げながら皮を留めたテープの位置まで引っ張り出した。
僕のペニスの先っぽにはテープがぶら下がった形になった。

「次は膝で立って」
座った姿勢からお尻を持ち上げて膝で体を支える形になった。
「バスローブの裾が邪魔だから上まで捲くるわよ」
恵子さんがベッドの後ろに回って僕の羽織っていたバスローブの裾を持ち上げた。その裾を腰の紐のところに挟み込んで僕の下半身を丸出しにした。

恵子さんの手が後ろから僕の股間にぶら下がっているテープに伸びた。そしてテープの粘着面の裏紙を端から剥がしていった。
「わたしがこのテープを後ろから引っ張るから、自分の手でペニスを前から後ろに押さえ込んでね」
「はい、こうですか」
恵子さんは切れ込みの入っているテープの両端を持って僕のお尻のほうから引っ張った。テープと一緒に引っ張られるペニスを僕は自分の手のひらで股の下に押さえつけるようにした。
恵子さんが後ろに引っ張ったテープをそのままお尻の溝に沿った位置で貼り付けた。
僕のペニスはテープの力で股の下にぴったり張り付いた形になった。

「どう、自分で見てみる?」
恵子さんはそう言うと、壁にかけてあった小ぶりの鏡を外して僕の膝の間に置いた。
下からの角度で自分の股間を覗き見た。
テープの先は肛門を避けるようにお尻の谷間に貼り付けられている。その肛門の手前に作られた小さな蕾。
「そう、ここからオシッコが出るの。あなたの新しい尿道口」
「こんなところから?」
なんだか自分の股間ではないような感じ。

「じゃ、次に割れ目を作るわよ。ペニスの下から袋を引っ張り出して」
僕はペニスの下にはさまれている陰嚢を左右に引っ張って出した。睾丸は体内に収まっているので中身のない陰嚢はただの皮の袋だ。
「この皮も思い切り引っ張ればけっこう伸びるのよ。その皮でペニス全体を包み込んでね」
僕は引っ張り出した陰嚢を引っ張って広げ、それで股間に張り付いているペニスを包みこむ。
恵子さんはその左右の皮が合わさった位置に細長く切った粘着テープを張った。

「ほら、これで割れ目もできたでしょ」
僕は再び股の下の鏡を見た。陰嚢の皺を内側になるようにしてペニスを包み込んで、ぷっくりと盛り上がった土手のような股間、さっきの蕾もその土手に半分くらい埋まっている。これは女の子の性器だ。

「立って見なさいよ、もっと驚くわよ」
恵子さんが僕の肩を抱くようにしてベッドから下ろすと壁一面の大きな姿身の前に立たせた。
「えー!」
両足をそろえて鏡の前に立っている僕の股間には一本のくっきりとした割れ目。
恥毛をすっかり剃ってしまった僕の股間には小学生の女の子のように可愛い割れ目だけがあった。
「か、かわいい……、これが僕なの?」
「ほら、ショーツを穿いてみなさいよ」
恵子さんがバスルームの前に脱いであった僕のショーツを持ってきてくれた。
僕は小さく丸まったそのショーツを受け取ると屈んで足を通した。
腰までショーツを引き上げてから再び鏡の中の姿を見た。
そこにはバスローブを羽織って可愛いショーツをつけた女の子の姿があった。
今までのようにペニスで膨らんだ股間ではない。その小さなショーツは女の子になった僕の股間にぴったり張り付いている。
僕はショーツの上から指で自分の股間を触ってみた。薄い生地を通して確かな割れ目の感触。

「ねえ、これならレオタードや水着も着てみたくなるでしょ」
「は、はい」
「ほら、やっぱりそう言うと思ったわ」
「え、持ってるんですか?」
僕はうきうきした声をあげていたようだ。気持ちはすっかり舞い上がっている。
「本当にわかりやすい娘なんだから。あまり時間がないからちょっと着てみるだけよ」

恵子さんはややあきれた声でボストンバックから一枚のレオタードを取り出して僕に渡してくれた。
それはチャコットのラウンドネックになった紺色の長袖レオタードだった。
それを受け取った僕は広い襟ぐりから両足を通してレオタードを腰まで引き上げた。気持ちのよい締め付け感が下腹部を覆った。
両腕を通してレオタードは僕の皮膚になった。レオタードに包まれた僕のつるんとした股間。体の線がはっきりとわかる。

「そこまで可愛くなると、バストがないのは悲しいわね」
セーラー服と一緒に脱いだ僕のブラジャー。そしてその中に入れるウレタンのパット。
やはりいつものようにそれを付けないといけないみたいだ。
そう思って僕がそれを取りに行こうとすると恵子さんが言った。
「待って、もっといいのがあるわよ」
またボストンバック。こうなるとまるで魔法のかばんだ。
恵子さんがそのバックからプラスチックの箱を出して持ってきた。
僕の目の前でその箱の蓋を開けた。

箱の中にあったのは女性の乳房だった。
「本物そっくりでしょ、シリコン製のバストフォームよ。乳癌なんかで乳房を失った女性が使うものだから重さや手触りなんか本物と変わらないわ。そのまま肌に押し付ければ裏が吸盤のようになっていて肌に張り付くの。あとはブラジャーで支えてやれば日常生活は大丈夫よ。君には巨乳は似合わないからこのBカップ位のフォームがいいでしょ。」

そう説明しながら、恵子さんは箱から片方の乳房を取り出した。そしてそれを裏返すとチューブに入った乳液を塗り始めた。
「これは皮膚用の接着剤。これでバストフォームを胸に貼り付けちゃえばブラジャーなしでも落ちることないわ」
僕は恵子さんからそのシリコンの塊を一つ受け取るとレオタードの襟から手を入れて左の乳首の真上に重ねた。胸に重なるひんやりした感触。
「皮膚との間の空気がなくなるように押し付けてね」
「はい」
僕はシリコンのふくらみの上から手のひらで押し付けてフォームと皮膚の間の空気を出す。僕の乳首を中心に左の胸が引っ張りあげられて盛り上がるような感覚

同じように右の胸にもその人工乳房を貼り付けると、こっちも皮膚との間の空気を抜くように押さえつけた。
両方の乳首が吸われるような感覚で引っ張られる、そのシリコンの重みが怖くて両方の手でしっかり支えていた。

「そのシリコンはすぐに体温で温まるわ。その熱で接着剤も固まるし、そうしたらもう引っ張っても取れないわよ」
「え?」
「それをはがすときは接着剤の専用の剥離液を使わないとだめなの。無理に引っ張ったら皮膚のほうが破れちゃうわよ」
「はい」
レオタードの中にはしっかりした重みを持って僕の乳房があった。両方の手をクロスしてその柔らかいふくらみを包み込むようにした。

恵子さんが言ったようにすぐにそのシリコンの塊は僕の体温と同じに温まってきた。そうなるとそのふくらみは異物ではなく僕の体の一部だった。
乳房を支えていた手を恐る恐る離してから部屋の中を少し歩いてみた。体を動かすと乳房は確実な重みを持って僕の胸で揺れる。
壁の鏡の中にいるのはレオタードを着た一人の女の子だった。形良くつんと上を向いたしっかりした胸、そしてつるんとした股間。これが僕の姿だなんて信じられない。

「どう? もう立派な女の子でしょ。」
「はい、恵子さんどうもありがとう。僕うれしくって……」
「さあ、もう時間がないからレオタードは脱いで元の服を着なさい。」
「はい」
僕はこのチャコットのレオタードに未練を残しながらも脱いだ。

レオタードの襟を広げて両腕を抜いた。このレオタードを着るときにはなかった胸のふくらみがレオタードの薄い布に引っかかる。そのまま腰まで下ろそうと腰をかがめて下を向いたら乳房の重みが全体が胸にかかるのがわかった。
「あ、おっぱいってこんなに重たいんだ」
「そうよ、だから普段はちゃんとブラジャーを付けてないと胸が痛くなっちゃうわよ」
「はい」
僕は自分のブラジャーを付けた。肩紐に両腕を通して下を向いて乳房全体がブラジャーのカップに入るように合わせてから後ろのホックを留める。
今まではただブラジャーを着けてから空っぽのカップの中にウレタンのパットを詰め込んでいたけれど、今はちゃんとカップの中に入る自分の乳房がある。
ブラジャーが新しい僕の乳房をしっかりと支えてくれる。女装するようになってずっとブラジャーは付けていたけどブラジャーがこんなに機能的な下着だったなんて今まで知らなかった。

白いスリップを着て、プリーツスカートを穿いた。それからセーラー服の上着を着た。ソックスを穿いてスカーフを留めればこの部屋に入ったときと同じ格好になる。
でもこの制服の中の体は今までの僕とはぜんぜん違う。股間には割れ目があって胸には乳房のある女の子の体。

「さすがに着替えは慣れていて手際がいいわね」
支度が終えた僕に恵子さんが言った。
「部屋を出る前にトイレには行っておいたほうがいいわ」
「あ、そうですね。え、でもどうやって……」
「何よ、女の子なんだからちゃんと座ってやるの」
「は、はい」
「これを持って行くといいわ」
恵子さんは僕に小さな手鏡を渡してくれた。


僕はトイレに入った。
スカートをたくし上げてショーツを膝まで下ろして便座に腰掛けた。
僕が見下ろす股間には今まであったペニスがなくなっていて一本の筋。
「オシッコ、どんなふうに出るんだろう……」
膀胱にはけっこう尿が溜まっている。
「んっ」ちょっと下腹部に力を入れてみる。ペニスが根元から曲げられていて尿道が圧迫されているので、すぐにオシッコは出てこない。
もうちょっと力んでみる。

「あ」
ペニスの先から尿が出るのを感じたのにちょっと遅れるタイミングで僕の股の下に新しく作った尿道口からオシッコがほとばしった。
「あ、ああ……」
放尿する時の気持ちいい開放感。

そのとき、恵子さんが渡してくれた手鏡の意味がわかった。
僕はその手鏡を股の間に置いて自分の股間を映して見た。
僕の股間にできた小さな蕾が膨らんでその先から尿が勢い良く出ている。
オシッコをペニスからしていたときは立っても座っても前の方向に飛んでいた。
でも今、股間から出るオシッコは真下の方向だった。
絞ったホースから勢いよく水が出るように僕の蕾も穴が狭くなっているのでオシッコに勢いがある。便器に溜まった水に派手な音を立てている。女の子がオシッコの音を気にする気持ちがわかった。

「どう? 自分のオシッコを見て感動したでしょ。」
恵子さんがドアの外から声をかけてきた。
「ほんと、すごいです」
「オシッコ終わったらちゃんとペーパーを使って拭くのよ、そうしないとショーツに染みを作っちゃうわよ」
僕は恵子さんに言われたようにトイレットペーパーを小さくたたんで股間の蕾に当てた。蕾の襞の中まで拭くようにしないといけないみたいだった。
男がペニスを振るだけで済ませるのとは勝手が違う。でもこれが女の子のオシッコなんだ。
立ち上がってショーツを上げる。蕾はちょうどショーツのクロッチの部分に当たる。女の子用に作られたショーツに合った体になったんだと実感した。

僕はトイレの中で服を調えた。
そして胸に手を当ててみる。ブラジャーに包まれた柔らかい乳房の感触。
今まで夢見ていた女の子の体。これが今の僕なんだ。